総量規制 以上 借りたい

1. 総量規制以上借りたい場合はどうしたらいい？
2. 総量規制以上借りたいとなると
3. どこか貸してくれるところはない？
4. 消費者金融会社ならなんとかしてくれる
5. 個人間融資掲示板を利用する

総量規制以上借りたい場合はどうしたらいい？

そもそも、総量規制について詳しく知っておかなければ行けません。この総量規制というのは、年収の3分の1までしか借りることができないというものです。
具体的には消費者金融会社の通常のローンやカードローンなどに適用されます。言い換えれば、銀行カードローンは総量規制の対象外となります。
いうなれば、消費者金融会社をターゲットにした、借りすぎ防止といった意味合いが強いのが、総量規制なのです。

それでは、年収の3分の1まで借りてしまったら、それ以上は消費者金融会社からは借りることができないのかというと、実際はそういうことになります。
それじゃ銀行から借りたらいいということになるのですが、実は総量規制という法律の対象外となっている銀行ですが、自主規制的に総量規制を行っている銀行がほとんどとなっているのです。
以前から、年収の2分の1までしか融資しないという自主規制だったのが、最近では年収の3分の1間で、つまりは従来の消費者金融会社を対象にした総量規制と、同じような割合で規制しているのです。
それでなくても、銀行カードローンの審査は消費者金融会社のカードローンよりも厳しいですから、かなり借りにくくなっているのが実情と言えるでしょう。

総量規制というのは、そもそもの発端が消費者金融会社が融資をしすぎた、逆にいうと利用者が借入れしすぎたのが原因といえます。
今ではカードローンがローンの主流となっていて、利用限度額などが設定されています。
500万円とか800万円の融資が可能とされているのですが、年収が300万円の人でしたら、100万円までしか借りることができないという計算になりますね。

返済については、銀行カードローンのほうが金利が低いので銀行ローンのほうが返済には有利になります。
貸金業法などでは、上限金利が20％と決められているのでそれ以上の金利設定はできません。
銀行カードローンの金利はもっと低いですし、大手消費者金融会社も銀行ほどではないのですが、できるだけ金利を低く設定しています。
一方で中小消費者金融会社などは、上限金利一杯まで設定することが多いです。
その分審査を緩くして、利用者から借りやすくしているといったところが特徴ですね。

それでは、年収の3分の1までしか借りることができないのだから、借金苦に陥る人は少ないだろういという意見がありますが、自己破産者というのは総量規制が実施された年は一時的に激増しました。
これは、借りようにも総量規制で借りることができなかった人が多かったので、その分金融事故を起こして、債務整理に陥り自己破産したという人が多かったのです。
総量規制を施行したことで、一時的に増えた自己破産者や債務整理者も、それ以降はどんどん減っていったのです。しかし、ある一定数まで下がると、後は横ばい状態ということですから、自己破産者の数自体をゼロにすることはできないのです。

総量規制も軌道に乗っているように見えるのに、まだまだ借金苦から抜け出せないのはどういったことが原因なのでしょうか。というのも、総量規制にも抜け道があって他に借金する術があるからです。
自宅を持っている人の多くは、住宅ローンを組んでいると思います。
そういった人は新たな借金ができないのでしょうか。
実際にはカーローンを組むことができますし、学資ローンも可能です。何よりも、貸金業者などの消費者金融会社のカードローンを組むこともできるでしょう。

ローン商品にもフリーローンもあれば、住宅ローンやカーローンといった目的型のローンもあるのです。
こういったローン商品は総量規制の対象外ですから、総量規制の借入額に計算されないのです。
個人事業主や、自営業者向けの自営者カードローンなども、総量規制対象外となります。

カードローン審査となるとカードローン自体が使途自由のフリーローンですから、総量規制の対象となるのですが、使い道がはっきりしているローンとなると総量規制対象外となるのです。
住宅ローンを例にとってもわかるのですが、いくらでも借りることができるということですね。総量規制対象外の貸付けを、証書貸付けと呼んでいます。
ですから、総量規制でも例外があるので、場合によっては天井知らずで借入れできるということですね。

年収が多ければ、総量規制であっても、三菱東京UFJ銀行カードローンといった人気のカードローンでいくらでも借りることができるのですが、年収が300万円の人でしたら100万円までしか借りることができません。ここからさらに借りようと思えば、具体的には不動産があれば不動産担保ローンですし、カーローンや学資ローンなどがあります。
しかし、カーローンや学資ローンは目的がはっきりしすぎて、手元に残るお金はありません。そういった場合は、保証人を立てるか担保ローンにするかの選択を迫られることになるのです。

また、複数の借入れがあって返済が苦しいといった人は、おまとめローンといった債務を一本化するローンがあります。これも総量規制対象外のローンです債務を一本化できるメリットは計り知れないので、多重債務などで返済に苦しんでいる人は是非ともおまとめローンで債務の一本化にチャレンジしてみましょう。

総量規制以上借りたいとなると

正攻法では総量規制以上の借入れはできません。これは年収の3分の1までしか貸金業者から借りることができないということですから、無理ということですね。

それなら銀行のような金融業者から借りたらいいという意見になるのですが、消費者金融会社で総量規制くらいまで借りていると、銀行も貸してくれないでしょう。
銀行には総量規制はありませんが、年収の2分の1あるいは、3分の1までの借入れという自主規制をかけている銀行が多いのです。

これは公表されていないことですが、銀行に融資の申込みをして審査に落ちるのは、総量規制を自主規制しているケースが多いということです。もっとも、消費者金融会社のような貸金業者に総量規制にかかるくらいまで借入れしている人は、そもそも審査対象とはならないでしょう。ですから、消費者金融業者から借りることになるのです。

総量規制以上借りたいとなるとどうしたらいのでしょうか。これは前述しているように、総量規制の対象にならない金融商品で借りるしかないということになります。実際には上述したようにビジネスローンやおまとめローン、担保ローンといった金融商品になります。
いわば、目的がはっきりしているローンということですね。
総量規制の対象としているローンは目的がはっきりしていない、いわば使途自由のフリーローンがターゲットになっているのです。

どこか貸してくれるところはない？

総量規制にかかっているのだから、借りることができないというのではなくて、ブラックでも借入れできる消費者金融業者がいるのだから、総量規制以上貸してくれる消費者金融業者もいるだろうという論理なのですが、そもそもブラックの人にお金を貸してはいけないという法律があるわけではありません。

ですから、ブラックの人がお金を借りることができないというのはある意味、社会的制裁という意味合いが強いですし、信用情報機関に照会するとブラックというのはすぐにわかります。
そして、なによりもブラックということは借金が返済不能になった人ですから、審査基準にあてはめても、貸せる問題以前ということになりますね。それでも、法律で決まっているわけではないので、中には融資をする街金などの消費者金融会社もあるわけです。

それでは、法律で決められている総量規制の場合はどうでしょうか。
フリーローンかどうかが抜け道になりそうですが、そういった場合はWebなどで申し込むのではなく、直接窓口に相談に行くといいでしょう。融資の相談をすることで、いろいろと便宜をはかってくれる場合もあります。もちろん違法とかそういった問題ではないので心配は無用です。具体的には目的を持ったローンにするということですね。おまとめローンなどが良い例となるのですが、結局は目的ローンを斡旋するしかないということになります。

消費者金融会社ならなんとかしてくれる

銀行よりも消費者金融会社のほうが、お金の借入れについては親身に相談に乗ってくれる場合が多いです。銀行よりは借金について融通が利くということですね。

消費者金融会社は貸金業者といわれているくらいですから、銀行と違ってお金を貸すことだけが収益源となるので、なんとかしてお金を借りてもらいたいのでそういったところで、本気になってくるのです。
もちろん、利用者側としてもお金を借りたいのですから、真摯に相談に乗ってくれる消費者金融会社は、とても頼りになる存在と考えていいでしょう。

まず、総量規制についてですが、それ以上借りる場合は、フリーローンではだめで目的ローンに設定する必要があります。悪知恵ではないのですが、子どもがいればそれにかこつけて、学資ローンという名目で貸し出すことも可能でしょう。もちろん目的は学資ローンであっても、その中から少しばかり自分のほうに用立てするなんてこともできるのです。

ですが、そのように融通してくれる消費者金融会社もあれば、融通が利かない消費者金融会社もあります。
こういったケースは大手消費者金融会社よりも、中小消費者金融会社のほうが、融通を利かしてくれそうですね。

個人間融資掲示板を利用する

総量規制というのは、貸金業者である消費者金融会社をターゲットにしたものですから、それ以外の金融業者から借りたらいいということになります。
もっとも、銀行では審査に通ることは考えにくいので、他からということになると個人間融資掲示板が視野に入ると思います。業者ではないですから、総量規制とは無縁ですし、少額融資でよいのでしたら、十分に活用できそうです。

貸金業者で借りるよりも金利が高くなるのは仕方ないのですが、少額で返済期間を短くすれば問題ないでしょう。加えて、金利よりも利息をいくらにするかといった交渉になると思うので、法外な値段にならないように注意が必要です。個人間融資掲示板では、足元を見られる場合もあるので、その点にも気をつけましょう。