総量規制以上 借りる方法

1. どうしてもお金を借りたい
2. 総量規制以上借りることができる？
3. 総量規制対象外で借りる
4. 目的ローンにも審査がある
5. 総量規制以上借りる方法

どうしてもお金を借りたい

銀行カードローンでお金を借りることができなければ、消費者金融会社でお金を借りるしかありません。特に属性が低くなっている人でしたら、消費者金融会社のローンしか選択肢はないでしょう。

属性というのは信用度や返済能力を計る指標のようなものです。様々な項目で構成されているのですが、属性を決めるもっとも重要な要素は勤務形態です。正規雇用の人でしたら、属性は高くなりますし、パートアルバイトの人でしたら、属性は低くなるのです。これは、安定した収入があるかどうかの違いということです。正規雇用されている人でしたら、毎月決まった額の収入がありますが、パートアルバイトの人でしたら、働いた分だけの収入しかありません。同じ収入には変わりはないのですが、その収入がずっと続くかどうかというのもポイントになるのです。

正規雇用されている人は、将来的に雇用が保証されているのですが、パートアルバイトの人は雇用が保証されているわけではありません。来月には来なくていいと言われるかもしれないのです。そういった、収入が安定していない人に銀行はお金を貸さないということですね。

一方の消費者金融会社でしたら、パートアルバイトの人にもお金を融資します。これは、銀行と違って消費者金融会社などの貸金業者は、お金を貸すことでしか収益をあげることができないので、多少のリスクは承知でパートアルバイトの人にも融資をするということなのです。

銀行は、口座開設者からお金を預かることができます。カードローンの原資となるのがそういった預かり金でもあるので、それだけ銀行は貸し倒れを極力回避したいので、カードローンの審査には慎重になるということですね。口座開設者というのは銀行にとって大事な顧客です。預かり金を集中運用することで、銀行は収益をあげているのですが、預かり金ですからいつでも返却しなくてはいけません。そういった資金も十分に用意しておかなければいけないので、銀行としては融資に対しての焦げ付きを極端に避けたいとことですね。

一方の消費者金融会社は、リスクを抱えながらもできるだけお金を貸したいので、審査基準も緩やかにせざるをえないのです。それでも、消費者金融会社の中でもプロミスやアコムといった、大手消費者金融会社のカードローンの審査基準は消費者金融会社の中でも、もっとも厳しいものとなっています。ですから、パートアルバイトの人でも審査には通ると思いますが、それほどの高額融資は期待できないでしょう。

消費者金融会社にもいろいろあるのですが、知名度の高いアコムやプロミスといった消費者金融会社は、大手消費者金融会社と言われています。この大手消費者金融会社は数社程度しか無く、消費者金融会社は2,000社弱ある中ではかなりの少数派と言えるでしょう。他のほとんどの消費者金融会社は、中小消費者金融会社さらには、もっと小規模な街金と呼ばれる消費者金融会社です。

消費者金融会社のカードローンというのは、大手消費者金融会社と一部の中小消費者金融会社でしか扱っていません。大規模なシステムが必要となるので、業容の大きな消費者金融会社でないと運用ができないのです。そのため、経費もかかるので、大手消費者金融会社のカードローンは、融資の申し込みに対して、審査が消費者金融会社のローンの中では、もっとも厳しいものとなっているのです。これは債務整理などのリスク回避を考えると、しょうがないと言えるかもしれません。そのため、大手消費者金融会社のカードローンの審査に通らない人も少なくないのです。

そういった人はどこで借りたらいいのかというと、中小消費者金融会社あるいは、街金ということになります。中小消費者金融会社や街金の審査基準は、さらに緩くなっています。一説には、ブラックの人でもお金を借りることができたという情報もよく聞くことでしょう。これは、中小消費者金融会社や街金の多くが、信用除法期間に照会せず独自に審査を行っていることも大きいです。

独自審査を行っているからといって、ブラックの人が確実にお金を借りることができるというわけではありません。しかし、審査基準が緩いのは間違いなく、電話での在籍確認がとれること、そして収入証明書などの書類が提出できることなどが条件となります。言うなればきちんと働いていれば審査に通るということになるのです。これは、信用情報機関への照会が過去の履歴を開示することになるのに対して、独自審査というのが現在の申込者の属性のみを重視しているからです。
そのため、ブラックと言うことに対しても不問としているということになります。

厳密にはブラックかどうかも加味しているはずなのですが、信用情報機関に照会しないということ自体が、ブラックかどうかを問題にしないという審査方法の表れといってもいいでしょう。いずれにしても、ブラックの人でも確実に借りることができるというわけではありませんが、金融事故を起こして債務整理をしたという人でも、中小消費者金融会社や街金なら融資を受けることができるかもしれません。

総量規制以上借りることができる？

最初は、「少しなら…」と思いながらお金を借りたことでしょう。それが積もり積もるということはよくあるのです。最初のうちは銀行でお金を借りることができていたのが、いつのまにか銀行からお金を借りることができなくなるのです。

これは、銀行カードローンを借りすぎてしまって、審査が通りにくくなってしまったということです。それでもできるだけ、最初の借金は銀行カードローンを利用するべきなのです。というのも、消費者金融会社でお金を借りると総量規制の問題にぶちあたってしまうからです。

この総量規制というのは、年収の3分の1までしか借りることができないという規制です。法律で定められていますから、違反すると罰則があります。消費者金融会社の場合は、営業停止などの厳しいペナルティが課せられる可能性もあります。一方で銀行は総量規制対象外ですから、最初の属性の高い打ちにできるだけ銀行からお金を借りておくほうがいいのです。

しかし、銀行カードローンで借りすぎてしまうと、先々で返済に困ってしまうこともあるでしょう。身に付いた借金癖から、消費者金融会社でお金を借りることになってしまうのです。そして、他社借入れが多くなると、銀行では新しくカードローンの融資の申し込みをしても、審査に通りにくくなります。複数の他社借入れが、銀行からの心証を悪くしてしまっているのです。ですから、他社借入れが2つ程度のときにできるだけ早くおまとめローンなどを利用して、債務の一本化をした方がいいでしょう。おまとめローンをすることで、銀行から見たら債務は一つということになりますから、また新たな銀行カードローンに融資の申込みをしても審査に通りやすくなるのです。

しかし、こうして借金を繰り返していくと、いずれにしても銀行から借入れができなくなるのは必至です。そうなると、金利の高い消費者金融会社のカードローンを利用しなくてはいけなくなるのです。総量規制の話に戻しましょう。消費者金融会社のカードローンなどで借りすぎてしまうと、どこかで総量規制の問題にぶちあたってしまいます。利用限度額をもっと上げて借入れしようとしても、限度額引き上げの審査に通らない場合は、総量規制にひっかかってしまっていることが多いでしょう。そうなると、返済のために借金をしようとしても、返済にたちまち困ってしまうことになります。多くの人が万事休す…と思うかもしれません。

しかし、総量規制にも例外が用意されているのです。総量規制というのは使途自由のローン、つまりフリーローンに適用されるものです。さらにいうと消費者金融会社のフリーローンということになります。カードローンなどもフリーローンですから、総量規制の対象となります。これは貸金業法でもカードローンはフリーローンとして定義されています。それではフリーローン以外の目的ローンならいいのかというと、まさにその通りなのです。前述したおまとめローンも目的ローンですから、貸金業者で複数の借入れのある人は、まずはおまとめローンにすることで借金の返済を少しでも楽にするといいでしょう。

総量規制対象外で借りる

総量規制の対象とならない目的ローンでお金を借りる方法が、総量規制以上お金を借りるという方法になります。

前述したおまとめローンは、単に複数の債務を一本化するものにしかすぎません。それでも、場合によっては返済利息が軽減されることもあるので、返済が楽になるのは間違いありません。それ以上に返済を一本化することは精神的に楽になるので、まずはおまとめローンで債務の一本化をすることが先決となります。

それ以外の総量規制対象外となると、目的のあるローンでしたら何でもいいということになります。教育ローン、マイカーローンなどがそうですし、リフォームローンなども目的ローンとなります。これらのローンは総量規制対象外となるので、できるだけ多く借りたいものです。

もっとも、目的以外で使うのはルール違反ですからその点には注意が必要です。

目的ローンにも審査がある

目的ローンは、目的によっても違いがありますが、金額がどうしても高額になります。中には数百万円という金額になることもあるでしょう。

すでに総量規制にかかるくらいお金を借りていて、さらに高額の融資の申込みをして審査に通るかどうかはかなり苦しいと考えていいでしょう。

借り換えローンでは、それほど手元にお金が残るわけではないので、お金が足りない場合は新たなローンの申込みをしなくてはいけないのです。銀行ローンは期待できないので、総量規制以上の貸付けをしてくれる消費者金融会社を探さなくてはいけません。

総量規制以上借りる方法

総量規制以上借りる方法としては、中小消費者金融会社や街金などで相談してみましょう。これは大手消費者金融会社でもいいでしょう。相談するというのは、総量規制以上借りたいということを率直に相談してみるのです。これまでの、返済も良好で延滞も無い場合でしたら、貸金業者のほうも相談に乗ってくれることでしょう。

目的のあるローンでしたら、目的ローンとして貸付けをしてくれることは間違いありません。もちろん審査はありますが、基本的に貸金業者はお金を貸したくてたまらないので、できるだけ便宜を図ってくれるのです。

また、少額でもいいのでしたら、個人間融資掲示板を利用するといいでしょう。とりあえずの10万円というのでしたら、個人での貸借りも総量規制にかかりませんから、お金を借りることは十分に可能です。個人間での融資ですから、リスクはありますが、少しでもお金が必要な場合は背に腹は変えられないのです。