総量規制 借りれない

総量規制で借りれない

  1. カードローンと総量規制の関係について
  2. 多重債務と総量規制 審査が難しい理由
  3. まとめローンのデメリットを知ってしまうと
  4. 大手消費者金融で総量規制原因の審査落ち
  5. 債務整理しかないでしょう?

 

 

カードローンと総量規制の関係について

消費者金融カードローンと銀行カードローンの大きな違いは限度額にあります。
限度額の計算方法は違います。

 

以前の銀行カードローン限度額

とてもワイドなものでした。借入ができるのは、普通のカードローンだと言うのに、800万円とか、500万円というのが銀行カードローンの特徴でした。年収に比例する限度額でしたが、特にネット銀行の限度額では目を見張るものがありました。

 

当然金融機関では、どんどんと借入をする方が急増したものの、結局は返済ができずに債務整理ものが続出。今では、限度額には自主規制がかかっていて、それほど大きな限度額にはなっていないです。

 

 

消費者金融では

貸金業法の消費者金融とクレジットカードのキャッシング枠では、何社の多重債務者でも限度額が年収3分の一となっています。総量規制と言いますが、この限度額が限定的です。ですから、一時はアコムなどの大手消費者金融では銀行カードローンの利用者に取られて、あまり数字が伸びなかったと言います。

 

貸金業法の改正で、返済できない限度額に規制が入りました。銀行カードローンの債務整理が圧倒的に多くなったことを背景にして、消費者金融の債務整理者は減少しています。

 

このことから、銀行カードローンでも総量規制に近い限度額に設定を始めています。
ここ最近の出来事です。

 

銀行カードローンの法律

貸金業法ではなく銀行法の法律では、総量規制対象外としています。
目的ローンなどでは、住宅ローンでは多額の借入ができますし、教育ローンなども同等です。

 

総量規制対象外の銀行カードローンでは独自の限度額設定によって、無収入の専業主婦も借入対象者です。
これは、消費者金融の貸金業法にはないことであり、消費者金融ではあくまでも本人に収入がなければ借りられない内容になっています。

 

貸金業法の例外

それがおまとめローンと配偶者貸付制度です。おまとめローンとは、多重債務者が1つのローンに借り換えをする契約であり、新規キャッシングではなく、今持っている分の債務だけの貸付です。これは、原則的に年収3分の一以上でも審査が通ることがあります。

 

中小消費者金融や街金で採用している配偶者貸付制度とは、夫婦関係の収入を合算して総量規制を決めるものです。この時に、夫婦どちらかの収入がゼロでも対応しているものです。こちらは、夫婦2人の審査が必要であり、収入がある方が返済義務を負うものです。

 

総量規制対象外としているのは、収入がない方の例外であり、借りれる金額は総量規制範囲内の一部です。
きっちり総量規制のキャッシングができるのは、収入がある方のみです。

 

この方法では、専業主婦も専業主夫も配偶者の収入の総量規制範囲内で、10万円程度の借入ができるとされています。現在、大手消費者金融カードローン、中小消費者金融でもカードローンのあるキャッシングでは採用されていないものです。

 

 

 

多重債務と総量規制 審査が難しい理由

カードローンやキャッシングでは審査があります。
項目はいくつかあるのですが、残債がいくらあるのかの審査では慎重です。

 

多重債務の可能性

金融業者の限度額は、決まっています。
消費者金融では貸金業法の定める総量規制であり、年収3分の一です。
300万円の年収の方は100万円です。

 

審査では、申込の金額で総量規制の余裕内容を確認します。すでに100万円の残債があれば審査落ちです。これは、多重債務ができるかどうかの内容であり、1社の借入している状態で、まだ総量規制で余裕があれば借りれることが多いです。

 

 

借入件数の規則

総量規制だけではなく、何社までの多重債務ができるかも決まっています。

 

大手消費者金融では頑張っても3社ですが、大抵2社程度です。
これは、3社目の申込では審査に通らないかもしれないということです。
総量規制が深く関係しますが、単純に借入件数だけでは2社止まりといったところです。

 

ところが、甘い審査の中小消費者金融では4社が規定です。
単純に言うと、総量規制範囲内で4社までは借りれるという計算です。
総量規制に余裕があり、3社の多重債務者でも借りれる場合がある計算です。

 

たとえ1万円でも余っていれば貸してくれる中小消費者金融が存在しています。
総量規制範囲というのが大きなカギですが、1円でもはみ出すことがないでしょう。

 

借入件数と総量規制のバランス

ギリギリの審査になりますが、消費者金融では総量規制という限度額の範囲で審査が決まります。
消費者金融カードローンを手にした時には、必ず多重債務者はこの計算をうまくしないと、不用意な申込で審査落ちしてしまうことがあります。貸金業者の融資では、すべて総量規制にがんじがらめになっていて、中小消費者金融でも総量規制以上の新規キャッシングの審査通過はゼロです。

 

 

大手消費者金融審査落ちの原因

総量規制以上のキャッシング希望なら、中小消費者金融に言っても無駄です。
300万円の年収の方の100万円以上のキャッシングというのはできない話しです。

 

大手消費者金融と中小消費者金融では、総量規制では共通した審査であり、それ以上のキャッシングができないでしょう。正規の中小消費者金融であれば、仮審査の時点でどうしようもないと言われることになります。大手消費者金融だけではなく、甘い審査は総量規制の法律を変えることはありません。

 

どうしても何とかしたい時

総量規制の存在は、返済可能金額の計算です。
総量規制以上の新規のキャッシングができない時には、まとめローンに申込を検討して下さい。
こちらは総量規制対象外であり、例外として総量規制以上でもまとめローンができます。

 

しかし、審査が新規のキャッシングよりも厳しい内容であるとの口コミが多く、特に大手消費者金融のまとめローンはなかなか契約ができないらしいです。

 

 

 

まとめローンのデメリットを知ってしまうと

総量規制とは、消費者金融の限度額です。

 

銀行カードローンでは総量規制の決まりはありません。ですが、それほど限度額が大きいわけではないです。
そして、消費者金融にも総量規制対象外のまとめローンが存在しています。

 

多重債務のまとめローン

まとめローンとは、消費者金融で借りている多重債務の借り換えです。
この時に銀行カードローンの借入分を混ぜる事はできません。
貸金業法で借りた多重債務を1つのローンにします。

 

その時に年収3分の一以上でも審査次第で借入ができるものです。
一部大手消費者金融、中小消費者金融で取扱をしています。

 

 

まとめローンのメリット

総量規制で新規の借りられないので、まとめローンというと、新たな現金入手はありません。
ただし、まとめることで総額が大きくなって、利息制限法に乗っ取ると低金利のキャッシングになります。
100万円以上では上限金利が15%になってしまうので、それまで18%近い多重債務がいくら減ります。

 

現在、消費者金融の返済方法はリボ払いですから、元金と金利の返済でいうと、元金に対しての金利が低くなり、毎月の返済が少なくなるという計算です。それで新規キャッシングの必要がない。まとめローンのメリットはここにあります。

 

表面上では、多重債務の金利より低いということです。
ですから、総量規制以上のキャッシングではまとめローンが良いということになります。

 

まとめローンの反対意見

その一方で、まとめローンのデメリットもあります。
それが、消費者金融カードローンで多重債務になりました。
現在は新規での借入ができません。総量規制があるからです。

 

まとめローンで金利が低くなって返済負担は減りますが、1つのまとめローンでは、総額が大きくなって、返済期間が長期化してしまいました。ということは、目先の新規キャッシングの必要はないけれど、長い目で見ると返済金額が大きくなるということです。

 

大手消費者金融のまとめローンの審査が厳しいのは、長期化する返済期間で完済見込みがないと判断されるからです。結局は、借り過ぎで苦しい、総量規制程度キャッシングをしているのに、まとめローンではもっと苦しくなってしまうということです。

 

中小消費者金融のまとめローン

ところが、中小消費者金融ではブラックリストでの多重債務者の申込では、まとめローンの提案してきます。長期化の返済では、ずっと金利収益があります。

 

審査では、毎月少しずつの返済で良いからと言いますが、返済シミュレーションの確認では、相当返済しなくてはならないハメになっています。一見、信用情報も多重債務の解消ということですが、総量規制以上のまとめローンの金額だけではなく、長期間の返済負担がでてきてしまうということです。

 

消費者金融系の総量規制の借入に関しては、その時点でイエローカードということです。

 

 

 

大手消費者金融で総量規制原因の審査落ち

大手消費者金融審査落ちが総量規制でひっかかったとしたら、中小消費者金融に申込をするのはストップです。いくつか確認したいことがあります。

 

総量規制の余裕は?

中小消費者金融では、1万円でも余裕があれば借りれることがあります。総量規制程度の多重債務者ということは、中小消費者金融に行ったとしても返済負担が増えることになります。

 

これは承知してのことでしょうか?総量規制100%では、中小消費者金融でも審査落ちですが、審査通過では、元金と金利の返済になります。

 

 

まとめローンにしようと思う

確かに、総量規制以上の借入ができるまとめローンです。
しかし、総額が大きいことで審査に通らない場合があります。
永遠に続く返済であり、中小消費者金融のまとめローンは金利が高いです。

 

ただ1つ推薦ができるのは、中央リテールのまとめローンです。こちらは総額が大きいとしても、毎月の負担額も高く設定されています。そして、まとめローンの金利が低い方です。総額が数百万だとしても、毎月10万円以上の返済ができるのなら、中小消費者金融中央リテールのまとめローンだけはオススメできます。

 

あとのまとめローンでは、総量規制程度の内容では、途中で頓挫してしまう可能性が高いでしょう。

 

総量規制以上新規で借りれる中小消費者金融はない?

ありません。正規の中小消費者金融では、全て借入はその方の総量規制範囲内になっています。
新規キャッシングでは、総量規制以上の要求ができないので、甘い審査にすがろうという考えは捨てて下さい。信用情報で総量規制以上のキャッシングでは、審査落ちです。

 

他の金融事故とは違う

総量規制は大手消費者金融、中小消費者金融の共通した審査です。
多重債務者だったり、債務整理者では中小消費者金融の審査でも柔軟対応ですが、総量規制では妥協ができないようです。極甘審査でも、せいぜいまとめローンのオススメでしょう。または、不動産担保ローンであれば、借り換えも言われることがあります。

 

しかし、不動産担保ローンも中小消費者金融では金利が高く、まとめローン同様に返済負担は大きいです。
一見金利が低いようですが、手数料がかかったり、地価が下がると追加担保も必要であり何かと大変です。
総量規制以上のキャッシングをしている方ではこれ以上の借金もまとめローンにしても慎重に検討をしましょう。

 

総量規制範囲内でのキャッシングと言っても、実際の返済では全てに金利が関係しています。
借りる時の多重債務のリスクを考えましょう。順調に返済ができていると、多重債務ができてしまうのも問題ですが。

 

 

 

債務整理しかないでしょう?

はっきりと言います。
大手消費者金融で総量規制が原因で審査落ちした方は、債務整理しか方法がありません。
この場できっちりと片をつけましょう。

 

多重債務じゃなくても

1つの大手消費者金融から総量規制いっぱい借入をしている。
その時に順調に返済が出来るなら、気長に返済をしましょう。

 

しかし、今お金が必要、または返せないということになったのなら、アウトです。
中小消費者金融に行っても新規キャッシングができない総量規制審査落ちでは、どうしようもないことです。信用情報では、もう借りられないサインが出ています。

 

 

やってみてというのは

1つだけ方法がありました。銀行カードローンに申し込みです。
この時に、使途を大手消費者金融借入の借り換えです。
多分審査落ちの可能性が高いですが、一応総量規制分の申し込みをしてみることです。

 

唯一の救いは、銀行カードローンでは多額のキャッシングではまとめローンよりも低金利の可能性があります。それで、低金利になればぐっと返済負担が減ります。

 

しかし、ブラックリストになっていると借入がゼロですし、信用情報でどう判断されるか?銀行カードローン審査も難しいですが、新規のキャッシングではないことをアピールしてみて、ということです。

 

意外な審査通過

この大手消費者金融総量規制借入からの銀行カードローンですが、口コミでできていた方もいます。
審査通過の条件としては、正社員であること。これは完済が出来る安定収入とベースアップが望めることです。過去に金融事故が1つもないことです。特に延滞遅滞もしていない、住宅ローンなどの返済もきちんとしていることです。

 

そして、ここが肝心ですが、比較的審査が甘いとされる銀行カードローンに申し込みをすることです。
これが揃っている場合は、見事低金利の銀行カードローンで、大手消費者金融総量規制分のキャッシングが出来るかもしれません。

 

ムリムリという方は

債務整理をしましょう。
この時に今後の金利カットの任意整理から、借金ゼロに出来る自己破産までいろいろと方法はあります。
どれが良いかわからない時には、弁護士などに相談して下さい。

 

この債務整理も大手消費者金融や銀行カードローンなどの借入の時に行うのが理想です。
話しがスムーズに進みます。中小消費者金融の債務整理はなかなか困難であり、ブラックリストに貸したという自負もあります。まとめローンの債務整理となると、とても困難な内容になりますので、返済が難しい総量規制程度のキャッシングの時には、債務整理が妥当です。

 

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