消費者金融 総量規制以上

消費者金融 総量規制以上

  1. 総量規制って何?
  2. 総量規制以上の借入なら消費者金融より銀行カードローン
  3. 消費者金融の多重債務申し込みは総量規制範囲内
  4. おまとめローンについて
  5. 総量規制と甘い審査

 

 

総量規制って何?

消費者金融のカードローンやキャッシングの申し込みのときに、総量規制という言葉が出てきます。総量規制とは何のことでしょう?

 

比較的新しい法律

貸金業法の総量規制がこの世に登場したのは2010年6月のことです。それまでは総量規制はありませんでした。これは、個人がキャッシングをするときに借りすぎを防止するために規制をかけたものです。

 

年収3分の一以内のキャッシングにすること。記録は全て個人信用情報機関のされるもので、多重債務になったとしてもこの範囲内の借入しかできない様になってしまいました。

 

 

銀行カードローンは対象外

銀行カードローンについては、消費者金融カードローンと違う銀行法での貸し借りをしています。したがって、総量規制の決まりはありません。それぞれの銀行カードローンの内容で審査をします。

 

総量規制が関係しているのは、消費者金融とクレジットカードのキャッシング枠だけを指します。また、クレジットカードのショッピング枠、住宅ローンや自動車ローンなどは対象外です。例えば、プロミスやアコムのような消費者金融、セゾンカードのキャッシングなどが総量規制範囲内になります。

 

総量規制が敷かれた背景

サラ金は消費者金融と名称が変わりました。

 

もともと高い金利のサラ金では、金融業者は審査次第では、高い貸付を行なっていました。当時は返済に苦しむ人も多数いて、事件や事故も起こって社会現象になったこともあります。

 

そうした中で、他社借入があっても借りれる多重債務者、借入額がとんでもなく膨らむ債務者などが多く出現しました。そこで、ようやく国が借入額を総量規制範囲内と決めて、金利も利息制限法20%と言う制度を作ったのです。このときから、多くの借りすぎができないのですが、貸金業法では収入がない方への貸付も禁止しました。

 

20%の金利は嬉しい対応ですが、それまでキャッシングが可能だった専業主婦や無職では消費者金融のキャッシングでは蚊帳の外になってしまいました。そこで、無職は銀行カードローンも借入ができないのですが、専業主婦では現在銀行カードローンのみ総量規制対象外で借りれる様になっています。

 

無収入だけど最高50万円

銀行カードローンでは、専業主婦のキャッシングでは最高50万円ほどのカードローン申し込みができます。これは消費者金融でいう総量規制以上の借入が可能ですが、プロミスなどの消費者金融では必ず年収3分の一以内の総量規制しか借入ができません。それは、返済ができる可能範囲であり、総量規制以上の貸付は新規キャッシングでは行なっていません。

 

 

 

総量規制以上の借入なら消費者金融より銀行カードローン

総量規制に縛られて以前より借りづらくなったという声も聞かれます。既に10年近く総量規制が機能していますが、消費者金融では、審査が厳しくなったと評判です。

 

債務整理者は減少している

2010年に総量規制が開始されてから、それまでバンバン借入していた方は、一定のストップがかかってしまいます。無理のない返済が無理やり総量規制で行う事になっていたため、消費者金融の返済トラブルの債務整理の数は減り続けています。

 

簡単に審査落ちしてしまうと言えば、総量規制の影響です。そこで、総量規制開始直後は、銀行カードローンに大変な人気が集中しました。

 

 

総量規制以上借りれる

その頃銀行カードローンでは今とは違い、高い限度額がポイントでした。消費者金融よりも低金利であり、500万円以上のキャッシングができた方もいます。専業主婦も無収入でキャッシング可能ですし、大手消費者金融と同じ即日融資で借入している方が急増していました。

 

ところが、数年たち銀行カードローンの債務者で債務整理が激増になりました。消費者金融で借入ができないぶん、銀行カードローンのキャッシングに集中したためです。消費者金融の債務整理の減少と銀行カードローンの債務整理の増加ということになりました。

 

そこで、2017年に銀行カードローンにも指導が入り、審査が厳しくなりました。限度額の抑制と即日融資の廃止です。銀行カードローンの申し込みができない範囲も広がっていますが、現在も総量規制以上の限度額になっています。

 

しかし、以前のように多額の借入の設定はありません。消費者金融の総量規制より少しだけ多く借入ができる程度です。

 

総量規制が1つの決め手

ですから、これからカードローン、キャッシングしようというときには、銀行カードローンの方が多く借りれる可能性があります。

 

審査基準では、大手消費者金融とほぼ同じだとされていますが、即日融資ができない点が大きいデメリットです。早くて翌営業日というのですが、1週間程度かかることもあります。消費者金融より低金利になっていて、取引銀行のカードローンなら、より借りやすい条件になっています。その上でも、消費者金融よりも良いカードローンとしての位置づけはあります。

 

年収3分の一以上のキャッシングを低金利で行いたい方には、銀行カードローンが良いでしょう。なお、銀行カードローン契約後に大手消費者金融の借入ができます。

 

しかし、大手消費者金融キャッシング後の銀行カードローン審査通過は困難だとされています。審査基準はほぼ同じですが、多少銀行カードローンの方が厳しいとされています。

 

 

 

消費者金融の多重債務申し込みは総量規制範囲内

カードローン審査では、既に債務があるときの申し込みでは、多重債務になります。審査では、債務が少ないことが有利になりますが、その指標が総量規制です。多重債務になったとしても債務が総量規制範囲内になることが必要です。

 

登録業者であれば

消費者金融と名乗ることができるのは、各都道府県知事に届け出をしている登録業者です。貸金業法を守ること。個人信用情報機関の互いの情報共有をすることが義務となっています。

 

個人信用情報機関では、こうした登録業者のお金の出し入れが記録されています。そこで、既に債務がある人の申し込みかどうかが、本人の申告と合わせて確認することができます。申込者が虚偽の申告をしていないかの確認もできます。

 

そこで、審査通過であれば、その旨を記録します。この個人信用情報機関がなければ、正確な債務状況を掴むことができないでしょう。

 

 

余談ですが

個人信用情報機関では、借入ばかりではなく、返済状況も同時に確認します。特に大手消費者金融では、カードローンなどのキャッシングだけではなく、クレジットカードや住宅ローン、携帯電話のクレジットなどの返済内容も確認します。

 

要するに、個人信用情報機関ではきちんと借りているか、総量規制範囲内の借入なのか。その上で、ここ数年間の返済をきちんと行われているかを確認するのが審査です。

 

登録業者は闇金ではない証拠

国内の消費者金融は、大手消費者金融以外にも金融業者が存在しています。インターネット上では全国の大手以外の金融業者は情報が拡散しています。それが、中小消費者金融、街金と言われるところであり、言われているのが甘い審査です。この言い方は、大手消費者金融に対する甘い審査です。

 

その時、借入件数が中小消費者金融の方が借入ができる。金融事故があったとしても借りれると言います。金融事故とは、債務整理後などの方ですが、どうしても総量規制以上の借入だけはキャッシングができません。

 

甘い審査ですが、総量規制だけは大手消費者金融と同じ審査になります。他社借入があるとしても、総量規制範囲内であれば、大手消費者金融で審査落ちだとしても、中小消費者金融、街金の甘い審査で多重債務になることができます。

 

大手消費者金融でも債務が少ないときには、2社程度の多重債務ができます。中小消費者金融では3〜4社程度のキャッシングができたと言います。ただし、どの場合でも総量規制範囲内であり、総量規制以上の新規キャッシングはできないようです。

 

 

 

おまとめローンについて

消費者金融の中には総量規制以上の借入ができる場合が多いです。カードローンでは個人がキャッシングをするものです。

 

ただし、総量規制という年収3分の一が範囲内です。ところが、この商品は総量規制以上、総量規制対象外というものがあります。

 

おまとめローン

消費者金融の中はおまとめローンがあります。おまとめというのは、多重債務者が1つのローンに借り換えをすることを言います。

 

貸付では、多重債務者限定で、おまとめローンの契約ができます。このときにメリットとしては、いくつもの借金が1つのローンにまとめることができる。それが、個人信用情報機関上では1つのローンで集約されることになります。

 

そして、いくつのローンが高い金利のままで借入しているより、おまとめローンでは総量規制以上の借入では普通キャッシングよりも金利設定が低いです。多く借りれて低金利なら魅力は大きいです。そこで、多重債務者ならおまとめローンで総量規制以上の借入がある場合は申し込みを検討されることが多いです。

 

 

上限金利が低くなるけれど

おまとめローンでは、上限金利が新規キャッシングより低い金利になります。それが、元金に対するものですが、貸金業法では総量規制対象外として取り扱っています。多重債務者がおまとめローンでお得になるかはシミュレーションをした上で検討して下さい。

 

低金利だからいいんじゃない?というのですが、返済期間が長期化に設定することでは、総返済額がとても大きくなります。これは、多重債務者が今の返済額のままおまとめローンに移行というのが理想の方法だとされています。ですから、必ずおまとめローンではシミュレーションを確認して下さい。

 

おまとめローンと債務整理

おまとめローンしたいという多重債務者では、債務整理した方が良い方も多いです。

 

債務整理では、借金減額が目的ですが、おまとめローンよりずっと返済負担が小さくなります。信用情報では金融事故になりますが、それでも返済ができる範囲内、場合によっては、自己破産で借金ゼロになることもあります。

 

普通は総量規制以上のキャッシングをしてしまったときには、債務整理が妥当と言われています。その時には、無理におまとめローンでの契約をしないで、さっさと債務整理が良いでしょう。

 

債務整理後のキャッシング

甘い審査の中小消費者金融であれば、債務整理後1年程度で、総量規制範囲内のキャッシングができます。ブラック対応の中小消費者金融では、総量規制範囲内を厳守してのキャッシングが可能です。

 

 

 

総量規制と甘い審査

カードローン審査のとき、総量規制範囲内ではクレジットカードのキャッシング枠も関係します。それは、カードローンの総量規制とクレジットカードのキャッシングは同じ貸金業法の借入になるからです。他社借入としてクレジットカードのキャッシング枠に多額の借入残高があるときには、審査に通らないことがあります。

 

どうしてクレジットカードが関係する?

ショッピング枠と銀行カードローンの借入では関係がありません。信用情報の審査をしたときには、こうした借入も関係します。

 

貸付というのは、総量規制範囲内では、カードローンは消費者金融、クレジットカードのキャッシング枠が関係します。その他貸金業法では、中小消費者金融、街金という甘い審査と言われる金融業者のキャッシングももちろん含まれることになります。借入額が一緒に計算をされることになります。クレジットでお買い物などは含まれない、銀行カードローンの借入も合算されないことになります。

 

 

銀行カードローンと消費者金融の多重債務

これは可能です。審査次第ですが、銀行カードローンと消費者金融の同時に利用している方もいます。順調な返済であれば、問題がないとされています。

 

審査落ちでは、たいてい借入残高が高い場合で、総量規制範囲内の債務であれば、多重債務者も可能です。

 

おまとめローン

消費者金融に関係する総量規制以上では、おまとめローンができます。貸金業法の例外とされるおまとめローンでは、ショッピング枠なども含まれる場合もあります。金融業者の審査次第ですが、甘い審査などの中小消費者金融、街金では借りれる場合があります。

 

 

甘い審査なら

中小消費者金融、街金の新規キャッシングではあまい審査でブラックリストでも借りれる口コミがあります。その時に、ブラックリストの原因が総量規制以上のキャッシングである場合は、審査落ちになるでしょう。総量規制というのは、甘い審査でも特例とはしないようです。

 

ただし、借入件数では4社となっている場合が多いですが、総量規制範囲内であれば、5社以上借りられている場合もあります。これは、甘い審査も総量規制範囲内であれば、借りれる可能性があると言います。

 

その時には、甘い審査では極甘審査中小消費者金融、街金があります。相談次第ですが、返済能力が認められることで借りれるブラックリストもいると言います。このことで総量規制範囲であれば、臨機応変なキャッシングが可能になることが語られています。

 

総量規制以上のキャッシング

おまとめローン、不動産担保ローン、事業用ローンなどです。こちらは、総量規制以上の借入もできるとされています。特に不動産担保ローンの場合は、多少返済能力が少ないとしても担保があることでまとまったキャッシングが可能とされています。

 

大手消費者金融だけではなく、中小消費者金融、不動産担保ローン専用の金融業者なども存在しています。もし総量規制以上の借入がほしいときには検討してみて下さい。

 

クレジットカード限度額オーバーでも借りる